a day in the gatela

主に趣味のギターにまつわる内容を書いています。コメントや質問等、お気軽にどうぞ。

新型コロナウイルスで8日間の隔離生活最終日

先週の水曜日の朝、抗原検査をしたところ陽性反応が出まして。前日まで仕事で陽性反応のある方達の生活のサポートでかなり寄り添っていましたから、感染する可能性は高い状況ではありましたし、だからこそマスクは当然ですがビニール手袋、ガウン、フェイスシールドも場面ごとに付け替えたり対策はしていたんですよ。

 

その場面の中で感染したかどうかは分かりません。もう、今は社会生活を普通に送っていればどこの誰でもなり得る状況ですし、仕事帰りだってコンビニに立ち寄ったり本屋に寄ったりしている訳ですから。

 

ともかく、先週の水曜朝に陽性反応を見てすぐに職場に報告。その日を0日として7日間の自宅待機というわけで、今日がその最終日。明日からは晴れて自由の身、というか仕事に復帰します。

 

辛かったこの8日間。人によっては連休を羨ましがるかもしれません。僕は本当に辛かったですよ。だって、自宅内の寝室に閉じ籠りっきりなんだもん。寝室にはテレビもなくただ布団が床に敷いてあるだけ。分かります?この状況でずっとってことは、運ばれてくる唯一の楽しみのご飯も床に置いて食べるんですよ。これ、マジで何食っても美味しくない。せめてちゃぶ台ほしかった。

 

あと、生活のサイクルだけは乱れないようにしようと朝6時に目覚ましセットして寝るんだけど、風呂は家族で一番最後なわけ。で、うちの家族は長男は早、遅、夜勤の3シフト不規則勤務、次男は学生生活で早く帰ってくる日もあれば遅い日もあって予測がつかない。もうこの時点で寝る時間はバラバラになっちゃうわけ。だって風呂入りたいじゃん。寝室から出られるチャンスはトイレと風呂だけなんだもん。

だいたい22時〜23時過ぎくらいにメールで「風呂入れる」と来るわけ。で、入るのよ。入った後、風呂場や洗面所の窓全開にして換気して浴槽の湯を抜いて風呂掃除するの。

温まった体は冷えっ冷えになるの。

日付が変わる頃に布団入るじゃん。体も冷えてるじゃん。寝付けねーじゃん。スマホ見るじゃん。朝、起きれねーし。

 

で、トイレね。うちは1階と2階にトイレがあって、2階が俺専用だったわけ。寝室のすぐ横だし。でも2階はケチってウォッシュレット付けてこなかったんだって。もうシッコ専用トイレだったの。でもさ、ここしか使ったらあかんって決まるじゃん。排泄が辛いよ。だってもう20年以上、人生の半分はウォッシュレットと生きてきたんよ。その相方がいない生活。

 

情報源はネットのみって今は珍しくないと思うけど、ずっと画面を見てるとさ、もう虚無感が襲ってくるわけ。身体症状は始めは37度台の発熱、関節の痛みだったんだけど、そんなに苦しいモンじゃなくて。要は普段とそんな変わらない状態な訳よ。

でもさ、監禁とまでは言わないけど、あ、拘束か。拘束されるわけ。その部屋から一歩も出るなって。布団とスマホとタンスしかない部屋に。

で、スマホばっか見てたんだけどさ。Twitterは体に毒ね。みんなの拘束されていない元気な日々の様子がバンバン流れてくるし。で、アニメでも見るかって、ヒーローマン、オッドタクシー、fate、シャドーハウス、異世界おじさん、ぼっちざろっくを見るじゃん。あ、tverでのだめとルーキーズも。目がしょぼしょぼ。

面白いか面白くないかって問題じゃなくて、辛さを誤魔化すために見るって、かなり酷な時間な訳。

 

もう2度とこんな生活したくない。

でも、1人暮らしだったら、と思うとそうでもない。だってもう1人なんだから。いつものように自分の部屋で過ごせるのは大きいと思う。多少の買い出しだって行くしかないんだったら言い訳にもなるでしょう。人の少ない時間帯に無人レジでパパッとって。それって身体症状が僕と同じ状態だったら、すごく気晴らしにもなる行為なんですよね。

こちとらありがたくも優しく厳しい家族が同居しているので、広げるわけにゃいかんと思うし、家族も「飯買ってきたで置いとくわ」ってドアの向こう側に用意してくれるわけです。足音が遠ざかるのを聞いたあと、そっと運び入れて床に直接置いて食う。

ま、感謝感謝です。ありがたいんですけど、仕方ないんですけど、辛かった。

で、今日の拘束最終日。朝に抗原検査してみて陰性。もう家族ラインにてすぐ「俺の拘束は解くから」と報告して。

朝からゴミ出し。キッチン、廊下、階段、トイレの掃除。溜まってた洗濯物たたみ。昼ごはんはパン屋に買い出しに行って焼きたての温かいパン。そんなこんなで半日が終わりました。幸せ。