40代半ば〜50代半ばの方で学生時代にバンド経験がある方。
・音楽が好きでやってる
・もてたい
この2つがデカイ勢力じゃなかろうか。で、もてたいからやってる勢力の大半は当時ボーイをやってたんじゃなかろうか。俺の周りだけかな。
自分としてはギターという楽器が好きで、片時も離れたくなくて学校にペグとかブリッジとか持って行ってた変態です。いちいちビスから外してカバンに入れて。美しい造形物的価値観を持ってた。かつ、ハードロック全盛の時代。スティーヴヴァイ、エディ、ランディローズに憧れて、彼らの様に奏でたいと思ってたわけです。
とはいえ15〜16歳程度のシンキングですから、もてたいが動機ではなくても、その根本にはかっこよさを求めている状態にあることはあまり気付いてなかったとも思うのです。
もてたいもかっこよさを求めているとしたら、そこは同類の括りになるわけで、動機付けの違いであるという部分にのみ焦点を当てていたと。
ま、そこはそれでいいとして、僕がギターを好きな理由はもてたいからではないから、モテたくてやっている奴のような曲はいちいち聞かない。こっちも暇じゃない。好きなものにのめり込んでいく。否定と個の渇望が同時並行して起きるわけですね。
ですから、必要もない否定を始めるわけです。ボーイなんてやらねぇよ、と。技術の高さ、世界的な認知度、最先端のリックは絶対こっちだろと。
ま、そういう小難しく面倒臭い少年でした。おじさんになったら、もうどうでもいいね。動機なんてなんでもいい。きっかけはどうあれ、今はただギターが若者を引きつけ続ける楽器であってほしいと思うばかり。