a day in the gatela

主に趣味のギターにまつわる内容を書いています。コメントや質問等、お気軽にどうぞ。

チックコリアとライルメイズ


Spain

チックコリアが亡くなりました。自分が若い頃に感銘を受けたミュージシャンは何人もいて、ここ数年こういったニュースが続きます。

その度にブログに書くのも、果たしてどうかという思いもあるのですが、このブログだって私の足跡なので、私を形成した偉大なミュージシャンについては敬意をもって綴りたいと思います。

 

チックコリアとの出会いですが、父がハービーハンコックの処女航海を小学生だった私に聞かせた頃ですから、随分前になるわけです。以前にも書きましたが私は現在44歳。今年45歳になります。

 

ハービーハンコックは直ぐに好きになり、自宅の父のレコードを勝手に聞くようになります。そんな折、聴いたのがチックコリアでした。

初めの印象は、ハービーよりメロディアスで繊細なピアノだと思いました。

 

ジャズに触れる前からクラシックを「聴かされていた」ので、よりクラシックな感じと受けとっていたかもしれません。ちょっと忘れています。

 

代表曲のスペインに話を移しますと、初めて聴いた時にエレピサウンドにちょっとガッカリしたのと、チック症状の様なメインフレーズにあまり好ましく思えなかったです。ドラムが凄いなと思ったんですが、あれはスティーブガットでしょうか?再録版みたいなやつではそうだったと思うんでしが、知っている方いらっしゃれば教えてください。

 

全くの偶然なのですが、昨年から職場にプロのサックス奏者がアルバイトで来ておりまして。コロナの影響で演奏活動が激減したことが原因です。その彼も少しずつライブ活動を再開しておりまして、見に行ったわけです。

 

そこで演奏した中にスペインが含まれてたんです。というかリクエストにお答えします。という時間で、客のリクエストを何曲か聞いて、拍手の多さで決定したのがスペインでした。私はそこであまりの人気振りにびっくりしました。

 

話がチックコリアでなくスペインに集中しがちになってしまいますが、私はそこで改めて曲の良さに気づけたんですね。やはり音楽はLIVEだと思い知ったし、チック症状という印象は今でもありますが、好きじゃないという殻は剥けました。

 

チックコリアのニュースの中、そういえばあの人はどうしてる?と思って調べたら丁度1年前に亡くなっていたのがライルメイズです。

私はライルメイズが好きです。というかパットメセニーグループの音楽が好きです。あのグループのサウンドの核は、間違いなくライルメイズでしょう。もちろんパットメセニーは間違いなく語り継がれるべき名ジャズギタープレイヤーですが、グループとしての音楽の完成度を上げているライルメイズも同じく語り継がれるべきミュージシャンです。


Pat Metheny Group - Have You Heard

1年前、何してて気づけなかったんだろう。そんなに忙しかった記憶はないし。youtubeにギターの動画を上げ始めてましたから余裕はあったはずなんですが。多分、歳をとってアンテナが低くなるというのはこういうことなんでしょう。また、コロナのせいにするつもりはありませんが、交流する機会も減り、友人知人との情報交換のような場も少なくなりました。昔話は人が嫌うのは分かっていますが、以前は楽器屋、スタジオ、ライブに纏わる場所やその後の酒の席などでこういう話も沢山しておりました。

 

いやいや、全然内容がチックコリアとライルメイズになっておりませんが、勢いで書きなぐっておりますのでご容赦を。

とにかく、訃報を知った直後ですので、私の人生をとても豊かに、彩を与えてくれた偉大な彼らのご冥福をお祈りします。

 

※チックでお悩みの方、失礼な言い回しとお感じの方には大変申し訳ありません。当時私の受けた印象そのままを書かせていただいています。不快だと思われたら校正いたしますのでコメントで教えてください。