ちょっと闘病中です。
しかしこの闘病という言葉は本当にセンスがない。
病気になる、そこに医療の手が入る、と言う事は
その人は苦しみながら森を巡り、いつの間にか山頂に来ていた、と。
そこに医療が入って、ゆっくりと人里まで降りましょうね、と手を添える。
治らない病気もある。十分知ってる。付き合っていく生き方もある。
残された短い時間をどう過ごすか、という人だっている。
ただ、そこに医療が介入した時点で、その人は下山する。
はたして、救いの手を差し出された人の下山の足取りを、闘病中
という言葉で言い表して正しいだろうか?
専門的な勉強をしている人にはかなわないけど、この間ずっと自分の病気に
ついて、仕事では精神障害について学んでいる。
残念ながら製薬会社との癒着によって、飲まなくてもいい薬を飲み続けている
人の多さにももう慣れた。
そして俺もその一人になった。
けど、思う。
これからの俺の時間は、決して闘病生活ではない。