冷やし中華始めました、というノボリを見るようになった。
不思議な事に、冷やし中華終わりました、というのは聞かない。
物事には必ず始まりがあって終わりがある。
あなたを好きになりました、という自己確の知があれば
あなたへの思いはサメました、という事故確知もある。
それなら何故、冷えきった関係でも一緒にいるのかと言えば、
世間体や子どもや自分の為や、尚相手への慈愛だったりする。
ま、そこまで大層なことまで考えんでも、とはいかない。
だって冷やし中華を始めたんだろ?と。
でも秋頃には辞めんだろ?と。
これは店に言ってる訳ではない。
そういう曖昧な存在である冷やし中華自体に言っているのだ。
今年は食わねーぞ、冷やし中華。
どんだけ暑くなったって、鰹出汁が効いたコクのあるスープ、
モチモチしていながらも噛み切るとプチンプチンと弾けるような
カミゴタエの軽くチジレタ麺。
柔らかく味のしみた旨味が溢れるチャーシュー。
ラーメンだぜ、今年は。