ジョブズが亡くなって2日間、いろいろ考えた。
僕は1999年発売のimacからのユーザーで、思い起こせば楽しい思い出も幾つかある。
まず購入するきっかけが意外なきっかけ。腰痛。
仕事で腰を痛め、12日間は安静にしなさいと診断を受けた僕は、急遽の連休で本を読みあさってた。
ただ、それも4日を過ぎるとだんだん飽きてくる。
そんな状態を100キロ離れた土地の友人に話したら、ネットでもやれば、と。
え、なに、考えてもみなかったよ。どうすりゃいいの?
「ウチに来なよ、教えてあげるから」
俺、超腰痛いのに100キロ運転したさ、なんか当時はネットって言葉が新鮮でかっこ良かったし。
で、いろいろ聴いてたら友人はPower Mac使ってて、Macintosh良いよ良いよ良いよって。
じゃ、買おう買おう買おう、今すぐ買いに行こうって。ただ、当時Macはまだ家電量販店には
置いてなくて、さらに30キロ向こうの町へ移動した。勿論俺の運転で。
で、店に着くともうテンションあがりまくりね。カラフルなiMacがズラーっと。勿論グリーンを選択。
でさ、友人が囁くのね。
「プリンターがあるといろいろ便利だよ、え、だってデジカメも買うんでしょ、したら
メモリーも買わなきゃ、ケチっちゃだめだよ。最初に買わないと、後で後悔するから」って。
で、結局RICOHのカメラも買って。コンパクトなのに単三4本。しかもやたら消費が早くて困ったな。
でも楽しくって、意味も無くバンバン写真とってiMacに取り込んでた。だって、当時メモリーめちゃくちゃ
高価だったし、何枚も保存するには限界があったし。
俺の下宿先でセットアップ。友人も泊まりがけでプロバイダーやらなんやら調べてくれて、
あっという間にMacユーザーに。
腰痛い俺の入浴介助ありがとう、友人。
残り7日間は、もう廃人。トリコ。
素人の域で出来る事は全部トライ。
そういう、ある意味Macは青春というやっかいな人生の美化されがちな時代も巻き込んで、
あっという間に無くてはならない存在になった。