僕がブルースに魅了されたのは16歳、バディガイのライブを見にいった時。それまでほとんど聞かなかったジャンルで、正直バディガイというギタリストも知らなかった。連れていってくれた長谷川さんありがとうです。
もう、めちゃくちゃ衝撃を受けた。それまでブルースって物静かでシレーっとした感じで、おっさんが酒飲みながら聴くものと思ってた。けどバディは違う。切り裂くようなヒリヒリしたチョーキング。30年経った今でもあの時の映像がしっかり残ってる。おもむろにシールドを持ち上げたと思ったらネックに叩きつけて轟音響かせたり、かと思ったらフロントピックアップでセクシー&メロウなソロを、これまたセクシーな女性の観客の目の前で(ステージから降りて本当に目の前。距離10センチ笑)ウインクしながら弾いたり。本当すごかった。
それ以来、マディウォーターズ、BBキング、アルバートコリンズ、ジョンメイオール、ライトニンホプキンス、ロリーギャラガー、オーティスラッシュ、山岸潤之、内田勘太郎、ナドナド、レンタルショップのブルースCDはとにかく借りて聴きまくってた。
中でもカッコよかったのはスティーヴィーレイヴォーン。音も曲もルックスも全部好きだった。
どろどろのブルースが好きな人には反感を買うかもしれないけど、彼はロックンロールの領域に寄った曲とかプレイも多くて、ハードロック小僧だった僕にはとっかかりやすかったのかもしれん。
こういうのとか
ちなみに47秒くらいで登場する帽子の女の子が好きすぎてこのPVが入ったビデオも買った。
こんなん生で聞いたらおしっこ漏らすよ、僕は。
んで、80年代に話を戻すと、当時のアメリカの凄さって、こういうのとマイケルジャクソンやマドンナ、プリンスなポップ路線、メタリカやスレイヤーなメタルとかラップ、カントリー、フュージョンとか、とにかく色んなジャンルがそれぞれで盛り上がってたこと。
多様性。共生社会。