80年代の終わり頃の記憶。金曜の深夜に2時間だけソニーの1社提供でMTVを放送してまして、毎週タイマー録画でビデオに録画。週末にはそれを楽しく見るという生活だった。
その中でこのPVが流れて、僕は何故か気に入って。シンプルなドラムが流れたと思ったらディストーションのギター、歌い出したボーカルはか細い女々しい歌声、そして安っぽい演出。これは今だから安っぽく見えるんじゃなくて、当時からそう。
ま、80年代の特徴として「だがそれがいい」という感覚がファッションやデザイン、音楽などアートに多様に使われてたところ。きっとこのPVも「だがそれがいい」感覚を同居させながら作ったんだろうと勝手に想像する。
因みにこの人たちの曲はこれ以外知らないし、知ろうとも思ってない。なんとなく知ったところでプラスはないだろうと感じている。
この曲が僕の心の糸に触れたことは間違いないので、今でもたま〜に聴きたくなる。
どこかセンスがいい。何かがかっこいい。じゃ、それはどこだ?と聞かれても僕は答えられない。けど気に入っている。
なので、論理的に考えてはいけないんだということでしょう。意味を考えるなんて、それこそ意味がない。
屁のツッパリはいらんですよ。